英国の有名科学誌「ネイチャー」はこのほど社説の中で、「世界は生物多様性の保護が焦眉の急となっているが、中国はその中で重要な役割を果たしている。各国は中国の研究者が長期的に蓄積した、関連する経験と成果に耳を傾ける必要がある」と論じた。光明日報が伝えた。
社説は「中国は生物多様性の保護で多くの価値ある経験を蓄積しており、各国はそこから多くの利益を得ることができる。例えば中国は国や地方レベルで環境目標を打ち立て、達成を試みている。これらの目標の進捗に関するモニタリングや報告メカニズムを構築し、関連地域で『レッドライン』を引き、人類活動の制限により生物多様性などを保護している。さらに中国の多くの研究者が『自然資本』及び生態系の価値を分析・量化し、『大自然が人類に提供するサービスが無料ではない』ことを、人々及び政策決定者により良く理解させている」としている。
社説は「各国は現在、生物多様性と生態系の破壊による損失を軽減し、最終的に逆転させようと望んでいる。中国の科学者と研究者は、自国の生態保護及び経済発展の道において重要な役割を演じている。彼らのどの方法がうまく行くか、どの方法がうまく行かないかという集団の経験は、各国に重要な学びの機会を提供できる」と指摘している。
社説は「経済発展と生態保護のバランスの取れた発展に向け、中国政府は国内外の研究者と緊密に連携し、『よりグリーンな』道を模索している」と紹介している。
社説は最後に「生物多様性を保護し回復させるため、各国はこれまでどの面でよくしてこなかったかを認識し、教訓を汲み取り共に努力し、再び模索する必要がある」としている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月16日