【ミラノ=共同】イタリア・ミラノ国際博覧会(万博)は11日、日本の文化を紹介するジャパンデーを迎えた。目玉行事として、東日本大震災の復興支援への感謝を込めて東北各県の祭りが集結する「東北復興祭りパレード」が行われた。
イタリア・ミラノ万博の「東北復興祭りパレード」で披露された盛岡さんさ踊り(11日)=共同
大震災の月命日のこの日、万博会場では数百人の踊り手たちが行進。「東北の元気を届けたい」(実行委員会)との願い通り、威勢のよい掛け声や華麗な踊りが披露され、会場からは割れるような大きな拍手が続いた。「ブラボー」と称賛する声も上がった。
青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、盛岡さんさ踊り、仙台七夕まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりなど東北6県を代表する祭りが参加した。
ジャパンデー開幕の公式式典には安倍晋三首相の昭恵夫人ら両国関係者ら300人以上が出席。日本政府代表団の林芳正農相は「万博を通じて、自然と調和した日本の農業や食文化の知恵などを発信したい」とあいさつした。