ドンキホーテホールディングス(7532)は17日、2016年6月期の連結決算は純利益の見通しが前期比1%増の233億円だと発表した。過去最高益を更新し、7期連続の最終増益となる。ファミリー層や訪日客など顧客層の拡大が寄与する。市場予想の平均であるQUICKコンセンサス(10日時点、10社)の274億円には届かない。
売上高は7%増の7300億円の見通し。豊富な品ぞろえの店舗の新規出店が続き、長期的な売り上げの拡大が続く。生鮮食品や総菜を扱う新規店舗を郊外に出店し、従来の顧客ではなかったファミリー層を取り込む。訪日客の増加により都心の店舗では免税品売り上げが伸びる。
配当は実質据え置きの年20円とした。ドンキHDは前年の決算発表時でも配当予想を据え置きとしたが、好調な業績を受けて期中に増配を発表、15年6月期は12期連続の増配を達成した。
同日発表した15年6月期の連結決算は、売上高が前の期比12%増の6839億円、純利益は8%増の231億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕