大阪府高槻市の運送会社の駐車場で若い女性の遺体が見つかった事件で、遺体発見直前の時間帯に駐車場に出入りする２台の車が付近の防犯カメラに映っていたことが17日、関係者への取材で分かった。府警高槻署捜査本部は事件と関係がある可能性があるとみて映像を分析している。

防犯カメラは現場から南約50メートルにある運送会社とは別の会社事務所にあり、駐車場の方を向いていた。関係者によると、映像では13日午後10時半ごろに１台目、５分後に２台目の車が駐車場に入った。２台はライトを消して停車し、30分後に再びライトをつけて駐車場を出たという。女性の遺体は同日午後11時半ごろ、運送会社の男性運転手が発見した。

また、遺体のそばにあった乗用車の底部に、血痕とみられる染みが付着していたことも捜査関係者への取材で判明した。府警は何者かが遺体を車の下に隠そうとしたか、遺体を遺棄した際に車を触った可能性があるとみて調べている。