11日早朝の東京外国為替市場で円相場は反発して始まった。8時30分時点では1ドル=120円70~73銭と、前日17時時点に比べ17銭の円高・ドル安水準で推移している。10日発表の8月の米輸入物価指数が低下したことなどをきっかけに、目先の利益を確定する目的の円買い・ドル売りが入った。
円はユーロに対して続落して始まった。8時30分時点では1ユーロ=136円27~31銭と、同1円01銭の円安・ユーロ高水準で推移している。対ドルでのユーロ高が対円にも波及した。
ユーロの対ドル相場は続伸して始まった。8時30分時点では1ユーロ=1.1287~91ドルと、同0.0097ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。ドルがポンドに対して下落し、ユーロに対してもドル売りが優勢となった。一時、1ユーロ=1.1301ドルと2日以来、約1週間ぶりの高値を付けた。イングランド銀行(中央銀行・BOE)が10日に発表した金融政策決定会合の議事要旨で、英国景気の見通しを変えなかったことから、市場では「BOEが利上げを視野に入れた姿勢を維持している」との受け止めが広がった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕