16日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小反発した。終値は前日比4円16銭(0.17%)高の2497円85銭だった。日経平均株価が続伸し、投資家心理の改善が新興市場にも広がったことで買い優勢となった。ただ後場にかけては上げ幅を縮小。米国の金融政策を決める16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、個人投資家の間でも持ち高を手じまう動きが出ていたようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で652億円、売買高は1億1763万株だった。免疫生物研やショーエイ、田中化研などが上昇した。一方、クルーズやアイフリーク、メッセージなどが下落した。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比5.86ポイント(0.76%)安い765.52だった。ベステラやミクシィ、PCIHDなどが下落した。半面、FFRIやジグソー、ITbookなどが上昇した。
15日に東証マザーズ市場に新規上場したアイビーシーは、上場2日目のきょう10時39分に公募・売り出し価格(公開価格、2920円)の約3.5倍にあたる1万250円で初値を付けた。その後も初値を上回って推移する場面が目立ち、1万1890円で取引を終えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕