18日午後3時ごろ、青森県黒石市三島宮元の市立六郷小学校の1階調理室付近で爆発があった。給食の臨時調理員、木立清子さん(55)=黒石市=が死亡し、男子児童2人を含む5人がけがをした。
県警などによると、調理室では当時害虫駆除が行われていた。作業に当たった男性(47)が、床下で噴煙式の殺虫剤に着火しようとした際、爆発が起きた。県警は業務上過失致死傷の疑いも視野に、爆発の原因を調べている。
爆発で壁や天井が壊れ、調理室付近にいた木立さんが業務用冷蔵庫の下敷きになった。
けがをした5人のうち、5年の男児(10)と4年の男児(10)は、ガラスの破片で顔や腕などに切り傷を負った。臨時調理員の女性(45)と臨時栄養士の女性(44)、害虫駆除をしていた男性の3人は、やけどや骨折で搬送されたが命に別条はない。
市教育委員会などによると、六郷小の全校生徒数は86人。爆発時はクラブ活動中で4~6年生ら約60人が校内にいたが、2人の男児以外にけがはなかった。〔共同〕