日本建設機械工業会が30日発表した8月の建設機械出荷額(補給部品含む総額)は前年同月比7%減の1696億円だった。3カ月ぶりに前年実績を下回った。一部の出荷が翌期以降にずれ込んだことで好調な北米がマイナスとなるなど、外需が落ち込んだことが響いた。
輸出は14%減の926億円で3カ月ぶりの減少となった。地域別では中近東が7カ月連続、欧州が2カ月ぶりのプラスとなったものの全9地域中7地域で減少となった。
国内向けは2%増の770億円で5カ月連続で増加した。機種別では金額の大きい油圧ショベルが16%減の192億円と苦戦が続くものの、ミニショベルが37%増の104億円、トラクタが32%増の83億円と伸びたことで補った。
出荷額は日本メーカーが国内の生産拠点から出荷した総額で、海外の生産分は含んでいない。〔日経QUICKニュース(NQN)〕