田辺三菱製薬(4508)は30日、2016年3月期の連結純利益が前期比16%増の460億円になりそうだと発表した。従来予想は405億円だった。アナリスト予想の平均にあたるQUICKコンセンサス(28日時点、10社)の純利益449億円を上回った。ワクチンなどの販売が好調に推移するほか、ライセンス契約による一時金などが収益を押し上げる。
売上高は同0.7%増の4180億円と従来予想(3960億円)から一転し増収を確保する見通し。経常利益も同20%増の810億円と従来の減益予想(同1%減の670億円)から一転し、11年3月期の過去最高益(766億円)更新を見込む。〔日経QUICKニュース(NQN)〕