北京市の関係当局によると、今月14日午前9時半の時点で、同市の新型コロナウイルスワクチン総接種回数は1000万回に達し、延べ666万人が接種を行っている。そのうちの334万人は2回目の接種を終えている。
北京では今年1月1日からワクチン接種が始まった。使用されているのは中国の不活化ワクチンで、2度の接種が必要だ。
60歳以上の高齢者対象の接種も開始
北京市疾病予防管理センターによると、北京市西城区、豊台区、朝陽区などの区では、接種を希望し、健康状態に問題のない60歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種も始まっている。
北京市西城区のあるコミュニティの党支部書記である車世玲さんは、「コミュニティの棟の入り口に、60歳以上の高齢者もワクチンを接種できるという通知が貼られているのを見て、微信(WeChat)で申し込みを行い、今月8日に接種した。接種から24時間、副反応はなかった」と話す。
北京市豊台区衛生健康委員会の劉婉瑩主任は、「健康状態に問題がなく、基礎疾患などがない場合は、接種することができる。深刻な心・脳血管疾患や肝臓、腎臓などに疾患を抱える人は、接種は控えたほうがいい。高血圧や糖尿病などの慢性疾患を抱える高齢者については、抑制状況次第。健康管理をきちんとでき、体の各機能や指標が正常であれば、接種することができる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月15日