名古屋市の河村たかし市長は13日の記者会見で、名古屋城天守閣の木造復元構想の実現に向け、部局横断のプロジェクトチームを新設する方針を明らかにした。河村市長は「(木造復元は)都市計画において決定的な意味がある。400年後まで中核的な存在になる」とし、「市の総力をあげて取り組まねばならない」と話した。設置時期は「一日も早く取り組みたい」と述べるにとどめた。
また、南海トラフ巨大地震の発生に備え、市民の防災意識を高めるための啓発ポスターを作製したと発表した。宝永地震や伊勢湾台風など、江戸時代以降に市を襲った大災害の被害状況を写真や地図を用いて紹介。4枚組で1千組発行し、今月中旬から区役所や市内の小中高校などに配布する予定。