【NQNシンガポール=日高広太郎】シンガポールの中央銀行に当たるシンガポール金融通貨庁は14日、半年に1度の金融政策の見直しの結果を発表した。同国は政策金利ではなく、シンガポールドルの名目実効為替レート(NEER)の誘導目標を政策手段としている。今回は「なだらかなシンガポール高に誘導していく」との基本方針を維持したが、「誘導のペースを緩やかにする」とし、金融政策を従来よりやや緩和する方針を示した。
■シンガポールの金融政策の動き
2015年
1月 28日 名目実効為替レートの自国通貨高への誘導ペースを緩和
10月 14日 名目実効為替レートの自国通貨高への誘導ペースを緩和
2012年
4月13日 名目実効為替レートの誘導目標の小幅引き上げを決定