【ニューヨーク=高橋里奈】米医薬品・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が13日発表した2015年7~9月期の決算で、純利益は前年同期比29%減の33億5800万ドル(約4030億円)だった。ドル高の影響で海外での売り上げや収益が目減りした。米国内では処方薬部門が振るわなかった。最大100億ドルの自社株買いも決定した。
売上高は7%減の171億200万ドルだった。米国内ではベビーケアなど消費者向け部門や医療器具・診断機器部門は増収となったが、C型肝炎の治療薬などが振るわず最大の処方薬部門が減収となった。