浙江省杭州市で16日、浙江省新型コロナウイルス感染症予防・抑制に関する記者会見が開かれた。浙江省予防・抑制指導グループ弁公室常務副主任、浙江省政府副秘書長の陳広勝氏は同記者会見で、「浙江省は秋・冬季の感染症予防・抑制情勢を総合的に評価し、新型コロナウイルスワクチン緊急接種を推進している。接種にあたっては、重点対象者優先、感染拡大地域優先、安全な接種、説明に同意した上での自由意思による接種の原則を定めている。9月以来、浙江省ではすでに延べ74万3千人が接種している」と述べた。
陳氏はさらに、「中国では現在、若干の新型コロナワクチンがすでに第3期臨床試験に進んでおり、安全性と有効性が所定の基準に達した」と述べた。陳氏によると、浙江省では今回、ワクチン緊急接種の対象を重点保障対象、重点推薦対象、一般対象に分けた。このうち重点保障対象には医療、衛生防疫、出入国検査場検疫・国境警備、集中隔離医学観察の4分野の従事者が含まれる。
重点推薦対象には、鉄道・民間航空・公共交通・地下鉄など都市の基本的運営を保障するスタッフや、ショッピングセンターやスーパーなど人が密集または室内の密閉された公共の場所・市場・コールドチェーン配送企業のスタッフ、学校・託児機関・高齢者ケア機関・社会扶助機関・刑務所などのスタッフ、感染症の中・高リスク国や地域へ出向いて公務に当たる人員などが含まれる。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年10月19日