【ワシントン=吉野直也】米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビは27日、来年11月の米大統領選の共和党指名争いに関する世論調査結果を発表した。元神経外科医ベン・カーソン氏(64)が不動産王ドナルド・トランプ氏(69)を抜いて支持率首位に立った。主要メディアの最近の全国調査で、トランプ氏が首位の座を明け渡したのは初めて。
支持率はカーソン氏26%、トランプ氏22%だった。カーソン氏はトランプ氏に比べ、女性や宗教右派の支持が厚かった。3位はマルコ・ルビオ上院議員(44)だった。調査は今月21~25日に実施した。世論調査では5ポイント以内は誤差の範囲といわれている。共和党は28日、米コロラド州で第3回テレビ討論会を開く。