【シリコンバレー=兼松雄一郎】米電気自動車(EV)メーカーのテスラモーターズが3日発表した7~9月期決算は、売上高が前年同期比約9.9%増の9億3678万ドル(約1100億円)となった。セダン「モデルS」の販売増が寄与した。研究開発費などの先行投資がかさみ最終損益は2億2985万ドルの赤字(前年同期は7470万ドルの赤字)だった。
決算発表後の電話会見でイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「サービス網の整備で北米以外でも販売が順調に拡大している」と語った。9月末に出荷を始めた多目的スポーツ車(SUV)の新製品「モデルX」は来月にも生産が週数百台ペースとなる見通しで、順調な立ち上がりを見せている。