成田国際空港会社が13日発表した2015年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比34%増の154億円となり、13年4~9月以来、半期べースで過去最高を更新した。格安航空会社(LCC)専用の第3旅客ターミナルの供用を4月に開始し、訪日外国人が増えて物販売り上げが好調だった。
この結果を受け、16年3月期の業績予想を上方修正した。純利益は前期比18%増の231億円(従来予想は202億円)と見通した。
4~9月の売上高は13%増の1128億円、経常利益は24%増の236億円だった。LCCの新規就航や増便で航空機発着回数が11万8千回、中国などからの訪日客の増加で航空旅客数が1931万人と、それぞれ4~9月として過去最高を記録した。