コンピューターウイルスを使って盗んだとみられる他人のIDでサイトに接続したとして、京都府警は18日までに、さいたま市北区の高校1年の少年(16)と、静岡県御殿場市の高校2年の少年(16)を不正アクセス禁止法違反と不正指令電磁的記録保管の疑いで書類送検した。
また、9月に川崎市幸区のアルバイト少年(19)を逮捕し、10月に横浜家裁川崎支部が保護観察処分とした。
府警によると、3人はオンラインゲームで知り合ったハッカー仲間。キーボードを読み取るウイルスなどを使ってIDやパスワードを引き出したとみられる。
ウイルスは証拠が残りにくい「自爆型」の可能性があるという。
盗んだIDなどは19歳の少年が高1の少年に伝え、ウイルス作成ソフトも高2の少年に渡していた。府警の調べに、少年らは「技術を誇示したかった」と話している。
送検容疑は2月、大手検索サイト「ヤフー」に京都市北区の大学生(23)のIDなどを使い不正にアクセス。またインターネット上のサイトにウイルスを保管した疑い。〔共同〕