18日午前7時20分ごろ、群馬県安中市の上信越自動車道上り線で、大型トラックや乗用車など計6台が絡む事故があった。県警や地元消防によると、男女9人が重軽傷を負い搬送された。うち女児(2)と母親(31)=長野県須坂市=が意識不明の重体。
県警は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで大型トラックの男性運転手(67)を現行犯逮捕した。
県警によると、路上に落ちた木材を拾っていた車が走行車線に止まっていたため、大型トラックなど4台が停車。後続の大型トラックが前方で止まっていた乗用車に衝突し、はずみで追い越し車線に押し出された乗用車に別の大型トラックがぶつかった。
県警高速隊によると、現場は碓氷軽井沢―松井田妙義インターチェンジ間の稲村山トンネル付近。上信越道は午前7時半から、佐久―松井田妙義間の上り線が通行止めとなった。
衝突現場には大量のガラス片が飛び散り、大勢の捜査員が事故原因を調べていた。女児と母親が乗っていたとみられる乗用車のトランク部分は、追突の衝撃で大きくめくれ、後部座席がほぼ露出した状態になっていた。〔共同〕