中国外交部（外務省）の趙立堅報道官は10日、新疆維吾爾（ウイグル）自治区の問題をめぐって、米国が最近中国政府機関や高官に制裁を科すと発表したことについて、断固反対と強く非難を表明した。「米国の誤った行動に対して、中国は、新疆問題で悪辣な行動を取った関連の米国機関や個人に対して対抗措置を取る。もし米国が頑としてでたらめなことをするならば、中国は必ず断固として反撃する」と述べた。

趙報道官は、「米国の行為は深刻に中国の内政に干渉しており、国際関係の基本準則を深刻に違反しており、中米関係を深刻に害する。中国はこれに断固反対し、強く非難する」とした。

さらに、「新疆の事は完全に中国の内政であり、米国はみだりに干渉する権利も資格もない。中国政府が国家主権、安全、発展の利益を守る決意は確固たるものであり、暴力・テロ勢力、分裂勢力、宗教的過激勢力を根絶するという決意も確固たるものであり、さらに、新疆の事や中国の内政に干渉するいかなる外部勢力に反対する決意も確固たるものである。米国に対して直ちに誤った決定を撤回し、中国の内政に干渉して中国の利益を損なうすべての言動を止めるよう促す。もし米国が頑としてでたらめなことをするならば、中国は必ず断固として反撃する」と述べた。（編集KN）

「人民網日本語版」2020年7月11日