西日本鉄道は19日、福岡市の天神地区にある水上公園の整備計画を発表した。水辺の景観を生かし、船を思わせる形状の施設を来年7月に開業。オーストラリアの人気レストラン「ビルズ」を西日本で初めて誘致する。市が同地区で進める再開発の「最初の起爆剤」(西鉄)とみて、にぎわいの核に育てる。
市の委託事業として同日に着工した。2階建ての施設は屋上まで簡単に上れる開放的デザインとして、敷地を一体的に活用しやすくする。音楽イベントの会場に使うほか、水上スポーツなどとの連携による活用も検討する。施設内には地元の人気中華料理店「星期菜」も出店する。
水上公園は天神地区の東端にあり、隣接する中洲地区との境を流れる那珂川に面する。市は市街再開発計画「天神ビッグバン」の一環として再整備を決定。受託事業者を募集し、6月に西鉄への委託を決めた。