森山裕農相は20日午前、農林水産省で米国のビルサック農務長官と会談した。森山農相は大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)について「日米がリードしてさらに成長させていかねばならない」と述べ、「日米が緊密な協力関係に努めることが大事だ」との認識を示した。10月のTPPの大筋合意後、日米の農業担当相が会談するのは初めてになる。
ビルサック長官は「TPP大筋合意では日米がともに重要な役割を果たしてきた」と評価。米国でも農家が高齢化していることを念頭に「(日本が)農業改革にどう取り組んでいるのか、関心がある」と述べた。