「磁気で水を浄化する」とうその効果を伝えて浄水器関連商品を販売したのは特定商取引法違反(不実告知など)に当たるとして、消費者庁は26日、訪問販売のJSK(大阪市)に対し、同日から3カ月間、新規勧誘など一部業務の停止を命じた。
消費者庁によると、JSKは消費者宅に「浄水器のメンテナンスに伺います」と電話をして訪問。点検後「水にサビが出ている。磁気通水装置を付ければ水がきれいになる」などと虚偽の性能をうたって同装置を販売した。
JSKは今年5月に設立。浄水器や同装置の販売価格はそれぞれ約39万円で、7月までの3カ月間で1億3700万円を売り上げた。全国の消費生活センターには9月末までに14件の相談が寄せられていた。
JSKは「担当者がいないので答えられない」とコメントした。