自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長らは2日午前、中国共産党との政党間交流を再開するため、中国に向け成田空港を出発した。山東省青島と北京の2都市を訪問。3、4両日に北京で「日中与党交流協議会」を開き、外交、経済、社会保障など幅広い分野で意見交換する。中国政府要人とも会う見通し。
谷垣氏は期間中、井上氏と消費増税時に導入する軽減税率について協議するとしている。両党は財源や対象品目の主張で開きがあり、両幹事長の調整でどれだけ歩み寄れるかが焦点となる。
谷垣氏は出発に先立ち空港で記者団に、井上氏との軽減税率の協議について「秘策はない。誠意をもって話し合う」と述べた。