【ロンドン=共同】ケニア陸連は1日、国際陸連の倫理委員会からキプラガト会長やオケヨ副会長ら幹部3人が180日間の暫定的な資格停止処分を受けた問題で、元陸軍参謀長のジャクソン・トゥウェイ氏が会長代行を引き継ぐと発表した。地元メディアが報じた。
ケニア陸連の幹部3人は反ドーピングの取り組みを妨げ、米スポーツ用品大手ナイキ社と結んだスポンサー料の一部を不正に流用した疑いが問題視されている。キプラガト会長はカタール陸連から車2台を贈られた疑いもあり、ドーハが2019年世界選手権の開催地に選ばれた時期と重なっている。理事会を開いた同国陸連は「会長ら3人は役職を辞任し、言い渡された期間の処分に従うべきだ」と声明を出し、国際陸連の調査に全面協力する姿勢を示した。