2日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比4円36銭(0.16%)高の2692円59銭だった。東証1部の主力銘柄がさえない値動きとなり、投資家の関心が値動きの軽い新興企業株に向かった。好材料の出た銘柄に買いが集まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で434億円、売買高は7215万株。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は続伸した。倉元やFVC、クルーズなどが上昇した。前日に自社株買いを発表したエスケーエレは大幅高となった。一方でカルナバイオや日ダイナミク、フーマイエレは下落した。東証証券取引所が信用取引規制の措置をとったアパマンショも下落した。
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前日比20.09ポイント(2.29%)高い897.87だった。8月に急落する直前、20日の高値である890.69を上回った。11月30日に米ファイザーと医薬品開発で資本業務提携すると発表したそーせいに買いが続いた。ミクシィやブランジスタも高い。8日付で東証1部に市場変更すると発表したシュッピンも上昇した。半面、ネオジャパンやOTS、ジグソーは下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕