国土交通省と東日本高速道路会社(NEXCO東日本)は9日、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の境古河インターチェンジ(IC、茨城県境町)―つくば中央IC(同県つくば市)の28.4キロ区間を2016年度内に開通させると発表した。同区間は軟弱な地盤が見つかり、当初の15年度開通予定が見直されていた。
同区間は8月に盛り土工事の現場で想定を超える地盤沈下が発生したため工事を中断。9月の関東・東北豪雨の影響で工事現場が浸水するなどの被害も受けた。地盤沈下があった場所は、盛り土を高くするなどの対応を取る。同区間の開通により、千葉、茨城方面と神奈川、埼玉方面が圏央道でつながる。