自民党の二階俊博総務会長は13日、消費増税時に導入する軽減税率の制度に関する自民、公明両党の合意について「少し時間がかかりすぎた」と述べた。1兆円規模の財源確保に関する議論が先送りになったことには「(合意までの)話し合いと同時並行でやっておくのが理想だった」と苦言を呈した。
15日に予定する党総務会での決定については「幹事長に一任した以上、幹事長がまとめたことには同意せざるを得ない」と語った。広島市内で記者団の質問に答えた。
自民党の宮沢洋一税制調査会長は13日、広島市内での会合で「12日に自公両党で出た結論は決して自民党内では評判のいいものではない」と述べ、党内の調整を急ぐ考えを示した。