14日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前週末比31円94銭(1.19%)安の2645円10銭だった。東証1部の主力銘柄が大幅安となり、投資家心理が悪化。新興企業向け市場でも時価総額の大きな銘柄を中心に売りが広がった。一方で好材料の出た銘柄には個人投資家による短期の値幅取りを目的とした買いが入り、相場を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で380億円、売買高は8315万株。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は続落した。FVCやクルーズ、カルナバイオが下落した。11日の取引終了後に業績予想の下方修正を発表した日本テレホンも安い。一方で倉元やアイサンテク、SEHIは上昇した。
東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落。前引けは前週末比10.93ポイント(1.21%)安い892.53だった。そーせいやミクシィ、FFRIが下げた。前週末に15年8~10月期決算を発表したアイリッジも安い。半面、カイオムやインフォテリ、インベスCが上昇した。15年5~10月期決算を発表したフルスピードは制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕