兵庫県加古川市の加古川で大阪府吹田市のアルバイト店員、大山真白さん(20)が遺体で見つかった事件で、大山さんが知人男性と金銭を巡ってトラブルになっていたことが16日、捜査関係者への取材でわかった。県警加古川署捜査本部は事件と関連があるかどうかを慎重に調べている。
捜査関係者によると、大山さんの遺体には抵抗した際に腕などにできる「防御創」が確認されておらず、突然襲われた可能性があるという。
大山さんの遺体は12日に見つかり、目立った外傷はいずれも頭部に集中していた。陥没骨折している箇所もあった。死因は脳挫滅などで、10日に死亡したとみられる。
捜査本部は、鈍器のようなもので繰り返し殴られて殺害された後、遺棄された可能性が高いとみており、凶器や殺害場所の特定を急ぐとともに交友関係などを調べる。