2016年の大発会、4日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前営業日比8円95銭(0.34%)安い2638円65銭だった。中国株安や中東情勢の悪化を背景に日経平均が取引終盤に600円超まで下げ幅を広げると、JASDAQ―TOP20を構成する主力銘柄を中心に運用リスクを回避する売りが新興市場にも波及した。もっとも「マイナンバーや自動運転関連などテーマ物色は盛り上がり、個人投資家の意欲は引き続き強い」(SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリスト)ともいい、下げ幅は小幅にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で749億円、売買高は1億6933万株だった。アイサンテクやクルーズ、シノケンGが下落した。一方、FVCやイメージワン、石井工研は上昇した。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
東証マザーズ指数は小幅ながら4日続伸した。終値は前営業日比0.39ポイント(0.04%)高い887.53だった。そーせいやアークン、FFRIの値上がりが目立った。サイバダインやオープンドア、ジグソーが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕