13日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比36円59銭(1.45%)高の2553円79銭だった。日経平均株価が7営業日ぶりに大幅反発し、投資家心理がやや改善。年初から売られていた銘柄に買いが入った。
JASDAQ―TOP20を構成する主力銘柄が反発。好決算や好調な月次売上高を手掛かりとした買いも目立った。もっとも、きょうの上昇で地合いが変わったとみる向きは少ない。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは「打診買いの域を出ていない」と指摘。「きょうは下値で大型株を買う姿勢の方が強い」(立花証券の鎌田重俊企業調査部長)と、新興市場の銘柄よりも東証1部などの大型株が優位との見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で361億円、売買高は7083万株だった。レイやクルーズ、マクドナルドが上げ、FVCやドーン、イメージワンが下げた。
東証マザーズ指数も反発した。前引けは前日比24.94ポイント(3.03%)高い847.05だった。前日に大幅に下落した反動で買いが優勢だった。グリンペプやそーせい、ミクシィが上昇。一方で、インフォテリやラクーンなどが下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕