甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題で、都市再生機構(UR)は13日、道路工事の補償交渉をしていた建設会社「薩摩興業」(千葉県白井市)の元総務担当者から、補償や工事に関わった男性職員2人が複数回の飲食接待を受けていたことを明らかにした。
甘利氏問題
URは、交渉への影響について「現時点ではなかったと認識している」とする一方、東京地検特捜部があっせん利得処罰法違反容疑でURを家宅捜索したことを踏まえ、詳細については「捜査に関わる」と示さなかった。弁護士ら第三者に調査を依頼し、事実関係を明らかにするという。
この問題は、甘利氏の事務所が建設会社側から現金計600万円を受け取った一方で、甘利氏の元秘書が補償交渉に関わったとされている。