地震により九州地方で甚大な被害が出ていることを受け、サッカーJ1鹿島のDFで熊本県宇土市出身の植田直通選手(21)は16日、BMWスタジアム(神奈川県平塚市)であった湘南戦直後のインタビューで、思わず泣き出し、顔を覆った。
「テレビで地震のニュースを見ている。亡くなった方がたくさんいて本当につらい」。ゆっくりと話し、涙があふれた。両親をはじめ、知り合いの無事は確認できているが、この試合の前夜も電話などで連絡を取り合ったという。
熊本県立大津高校から鹿島入り。「いまの自分にできるのは結果を出すことだけ。少しでも勇気を持ってもらえたらそれでいい」と話した。(潮智史)