日本海の低気圧からのびる寒冷前線に湿った空気が流れ込み、17日は各地で強風が吹き荒れた。気象庁によると、石川県金沢市では、午前11時40分ごろに最大瞬間風速37・5メートルを記録。東京でも八王子市で午前10時ごろ、26・6メートルを観測した。
東京都多摩市の京王線聖蹟桜ケ丘駅前では、午前10時20分ごろ、9階建てのビルの解体現場を覆うパネルや、足場が強風で落下して道路を塞いだ。落下当時、道路に人や車はおらず、けが人はいなかった。
東京消防庁の説明では、パネルは縦40センチ、横180センチほど。20~30枚が道路に落ちたという。道路を通行止めにし、消防や業者がパネルや足場を回収した。
■静岡・山梨・神奈川に竜巻注意情報
17日午後1時ごろ、静岡、山梨、神奈川の3県に竜巻注意情報が出た。各地の地方気象台が発表した。気象庁によると、大気の状態が不安定になり竜巻などの突風が発生しやすくなっているという。屋内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。