避難者におにぎりを手渡す自衛隊員=17日午前10時31分、熊本県益城町の町総合体育館、浜田祥太郎
熊本地震での自衛隊による救援活動について、中谷元防衛相は17日、自衛官経験者が登録する「即応予備自衛官」(即自)を、最大約300人招集する方針を明らかにした。即自の招集は東日本大震災以来で2回目。17日中に、持ち回り閣議で正式に招集を決定する見通しだ。
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熊本地震 災害時の生活情報
防衛省によると、18日までに、自衛隊の派遣規模を2万5千人へ拡大。活動は、食料や水などの生活支援により重点を置く計画だ。地元の第8師団(熊本市)に所属する即自を招集して、地元住民の要望をより的確に把握する狙いがあるという。中谷氏は「地元に精通した自衛隊OBを、主に生活支援を行っている部隊に置く」と述べた。