■小池晃・共産党書記局長
(活動域が広く、余震が頻発する今回の熊本地震について)「想定外の事態だ」と気象庁が言っている。言ってみれば気象庁自身が「不測の事態が起こり得る」と言っているわけで、やはり川内原発の停止という判断もするべきではないか。「川内原発での揺れが安全な範囲だからいいんだ」と言うが、活動域がこれだけ拡大しているのだから、不測の事態も当然、想定するべきだと思う。
「安全かどうかの判断は原子力規制委員会だ」と言う政府のやり方は、非常に無責任なやり方だと思う。最終的責任を持つべき政府が政治的責任を取るべきなのに、規制委に責任を押しつけてしまうことになりかねない。国民の命に関わる問題であり、日本の経済全体に深刻な打撃を与えかねない問題なのだから、政府が責任を持つべきだ。(18日、記者会見で)