21日の東京株式市場で、日経平均株価は3日続けて値上がりし、前日より457円08銭(2・70%)高い1万7363円62銭で取引を終えた。2月2日以来の高値となった。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同27・90ポイント(2・04%)高い1393・68だった。出来高は22億8千万株。
ロシアで増産凍結に向けた産油国会合が5月に開かれるとの報道が伝わり、原油の供給過剰への警戒感がやや和らいだ。これを受け、前日の米国市場で原油の先物価格が約5カ月ぶりの高値まで上昇。投資家心理が改善し、朝方から東京市場でも全面高となった。
午後は一段高となって、日経平均株価は一時、470円超値上がりした。外国為替市場の円相場が主に1ドル=109円台後半の円安ドル高水準で推移したことも、相場を押し上げた。