今年の春節(旧正月、今年は2月12日)の映画興行収入は78億2200万元(1元は約16.36円)で、再び中国の映画史上の記録を塗り替えた。春節前、各地は映画館の収容率の規制を行った。春節期間中は75%以内とし、一部地域は50%以内とした。中国青年報が伝えた。
中国青年報社社会調査センターと問巻網(wenjuan.com)が2024人に対して行った合同調査によると、映画館の防疫措置に「満足」は88.7%、「鑑賞中常にマスク着用」は78.0%だった。
山西省太原市の孫菲さん(仮名)は映画館に行く前、新型コロナウイルス感染防止・抑制関連の鑑賞案内を調べ、マスク着用などの細かい要請を理解した。「私も準備をし、ネットでチケットを購入し、小分けされた手の消毒液を持っていった」と話す。
人々は映画館でどのような防護をするのだろうか。「鑑賞中常にマスク着用」は78.0%、「入場前に検温に協力」は75.8%、「携帯電話の健康コードを準備し提示」は75.4%、「なるべく間隔を空け着席」は54.9%、「オンラインでチケット購入し、非接触で受け取り」は54.1%、「館内に食べ物を持ち込まない」は48.8%、「こまめに手洗いと消毒」は45.8%だった。
孫さんは「映画館の防疫管理は厳しく、人々も自主的に守った。鑑賞中、物を食べている人はほとんどいなかった」と述べた。
調査によると、映画館の防疫措置に「満足」は88.7%、「不満」は3.3%、「どちらとも言えない」は8.0%だった。
寧夏回族自治区銀川市の向君華さん(仮名)は、「昨年、感染状況が好転し映画館の営業が再開されたばかりのころ、防疫の要請が非常に厳格で、家族で鑑賞する時も間隔を空けて着席しなければならなかった。今年の春節の映画はチケットが手に入りにくかったが、映画館側は非接触型のチケット販売、検温、マスク着用の要請などをしっかりやっていた」と述べた。
回答者のうち1線都市在住者は33.2%、2・3線は51.3%、4線は11.8%、郷鎮は3.8%。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年2月26日