五回表阪神無死一塁、高山は右越えに2点本塁打を放つ=青山芳久撮影
(24日、阪神6―2広島)
見るものをうならせるような本塁打だった。阪神の新人・高山(明大)が一振りで試合の流れを決定づけた。
2―1の五回、先頭の能見が安打で出た。直後の初球。福井の高めに浮いてきた136キロのカットボールを逃さない。打球は右翼席中段へ。右翼手は見上げることしか出来なかった。
二回には左前安打を放っており、現時点での通算安打数33はリーグ3位。1試合4安打を3度も記録している。数字だけをみれば好打者のイメージが先行するかもしれないが、パワーもたいしたもの。片岡打撃コーチは「見事な一振り」と舌を巻き、3月31日以来のプロ2号を本人は「完璧でしたね」。高山は強打者でもある。
○金本監督(神) 前回3連戦で負け越した広島との3連戦に勝ち越し。「よかった。勝ち越しがカードの目標だから」
○能見(神) 昨年4月26日の完封以来の完投勝利で2勝目。「長いイニングを投げたいと思っていた」
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▼西岡(神)の出場選手登録を抹消 24日、左太もも裏の張りのため。23日の広島戦(マツダスタジアム)で痛めたという。代わって新井が登録された。