甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題に絡み、都市再生機構(UR)の職員が道路工事の補償交渉の相手側から飲食接待を受けていた問題で、URの上西郁夫理事長は25日、接待は計8回、総額90万円にのぼると明らかにした。参考人として出席した参院決算委員会で答弁した。
上西理事長やURによると、補償や工事に携わった男性職員2人は2014年10月から約1年間、補償交渉をしていた建設会社「薩摩興業」(千葉県白井市)の元総務担当者から神奈川県平塚市のパブや居酒屋で飲食接待を受けた。1人が7回、もう1人が2回参加した。