事故を起こした軽トラック=27日午前10時30分、長野県佐久市春日、桜庭泰彦撮影
27日午前7時15分ごろ、長野県佐久市春日の県道で、集団登校中の小学生の列に軽トラックが突っ込み、市立望月小の1年生から6年生までの女児4人がけがをして、病院に運ばれた。佐久広域連合消防本部佐久消防署によると、4人とも意識ははっきりしているという。
県警佐久署は、軽トラックを運転していた同県小海町豊里、無職井出一夫容疑者(77)の呼気からアルコールを検出したため、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いでも調べている。
県警によると、現場は片側1車線の見通しの良い道路。車は中央線を越えて、道路右側を歩いていた女児たちの後ろから、縁石を乗り越える形で歩道に突っ込んだらしい。
近くに住む女性は急ブレーキ音を聞き、現場を見に行った。「座っている女の子4人に、救急隊員が話しかけていた」と話した。女性によると、この県道は朝は通勤の車が多く行き来するという。