北朝鮮の金正恩第1書記。2月19日、朝鮮中央通信が配信した=ロイター
北朝鮮の朝鮮労働党の第7回党大会が6日、首都・平壌で開かれる。北朝鮮では憲法で朝鮮労働党が国の全ての活動を指導すると定められており、党規約では党大会を「最高指導機関」と位置づける。開催は故金日成(キムイルソン)主席時代の1980年以来、36年ぶりで、金正恩(キムジョンウン)第1書記は最も重要な政治イベントを通して、独裁体制をさらに強化する。
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」(電子版)は6日、「歴史的な分水嶺(ぶんすいれい)になる党大会」などとする社説を掲載した。北朝鮮関係筋によると、党大会は3~4日間にわたって開催される見通し。初日の6日にはこれまでの業績報告などが行われる。2日目以降は、党規約改正や主要機関の選挙などがあるとみられる。
平壌では日本や欧米の一部メディアの取材が認められた。報道を通して、金正恩体制をアピールするねらいもある。