避難所となっている熊本県西原村の山西小体育館では、段ボールで仕切られた空間での生活が続いている=13日午後6時35分、熊本県西原村の山西小学校、小宮路勝撮影
熊本県を中心にした一連の地震は、発生から14日で1カ月となる。1400回を超える余震があり、今なお、1万人以上が避難所で生活を送る。
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熊本地震 災害時の生活情報
県によると、地震による死者は49人、安否不明が1人。ほかに19人について関連死の可能性があるとしている。住宅被害は8万657棟にのぼる。電気、ガスは県内全域で4月中に回復したが、益城(ましき)町や西原村など2町2村の約3千世帯で断水が続いている。
13日午後1時半現在、25市町村に244カ所の避難所が設けられ、1万477人が避難する。ピークだった本震翌日の4月17日朝の18万3882人の6%程度となった。
地震活動は依然として活発な状態にある。福岡管区気象台によると、13日午後10時までの震度1以上の地震の回数は、阪神大震災の余震のおよそ2・4倍の1422回に達した。12、13日も最大震度4を観測する地震が発生。政府の地震調査研究推進本部は13日、最低2カ月程度は震度6弱以上の地震が発生する可能性が否定できないとして、注意を呼びかけた。