銀座熊本館で「おうえんサンくま」と書かれた色紙を手にするくまモン=17日午前11時8分、東京都中央区、北村玲奈撮影
熊本県のキャラクターで営業部長の「くまモン」が17日、東京・銀座のアンテナショップ「銀座熊本館」に姿を見せた。熊本地震後初めての訪問。「熊本を応援してくれた人にお礼を伝えたい」と、来場者と握手したり抱き合ったりした。
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午前11時の開店前から30人ほどが並んだ。東京都大田区の女性(30)は「くまモンが好きなので、グッズや食品を買って復興を応援したい」。くまモンが「おうえんサンくま(ありがとう)」と感謝を記したボードを掲げると、「おかえり」と声があがった。
「銀座熊本館」には地震後、ふだんより3倍ほど多い1日平均約3千人が訪れ、被災地への義援金も5千万円以上集まった。くまモンは「人命救助や復旧が先」と地震後は活動を自粛してきたが、今月5日に活動を再開し、首都圏での活動はこの日が初めてだった。(青木美希)