参加者をハイタッチで送り出すスポーツ庁の鈴木大地長官(中央のピンク色のTシャツ)や田中理恵さん(右から4人目)ら=東京都江東区
2020年にオリンピック・パラリンピックがやって来る東京を舞台にしたウォーキング大会「ジャパンウォーク in TOKYO――オリンピアン・パラリンピアンと歩こう」が21日、江東区の「がすてなーに ガスの科学館」を発着点に開かれた。晴れ上がった初夏の空の下、1425人が街を歩いた。
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特集:ジャパンウォーク
出発式では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の武藤敏郎事務総長、日本パラリンピック委員会の高橋秀文副委員長、スポーツ庁の鈴木大地長官らがあいさつ。鈴木長官は「障がい者スポーツをどんどん盛り上げて『共生社会』の実現につなげたい」と話した。
その後、参加者は計25人のオリンピアン・パラリンピアンにハイタッチで送り出されてスタート。日本橋や皇居前、銀座を抜けるロングコース(約14キロ)、親子連れや障がいのある方も参加しやすいショートコース(約4キロ)に分かれ、ロンドン・オリンピック体操代表の田中理恵さん、パラリンピック競泳の金メダリスト・河合純一さんらと一緒に爽やかな汗を流した。
大会は、街や人の心の中にある「バリアー」に気づくきっかけになればという願いを出発点にジャパンウォーク実行委員会(セコム、日本航空、日本生命、NTT、野村ホールディングス、みずほフィナンシャルグループ、三井不動産、朝日新聞社)が主催し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の協力を得た。
車いすバスケットボール、ブラインドサッカー、シッティングバレーボールなどの体験会も催され、参加者は実際に競技に挑戦することで障がい者スポーツへの理解を深めていた。