「おんな城主 直虎」で主人公・井伊直虎を演じる柴咲コウ=東京都渋谷区
来年1月に放送が始まるNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎(なおとら)」の新たな出演者発表会見が26日、東京都渋谷区のNHK放送センターで開かれた。すでに発表されていた主人公・井伊直虎を演じる柴咲コウのほか、直虎の父井伊直盛役の杉本哲太、母千賀役の財前直見、直虎のいいなずけ役の三浦春馬、大河初出演の柳楽優弥らが出席した。
2017年大河主演に柴咲コウさん 戦国の女城主演じる
56作目の大河ドラマ。戦国時代に男性の名前で遠江(とおとうみ)(現在の静岡県西部)の城主となった直虎の生涯を描く。直虎は幕末の大老・井伊直弼(なおすけ)の先祖で、徳川家康を支えた重臣・井伊直政の養母。若くして出家したが、井伊家の当主が相次いで亡くなり、男性名で還俗(げんぞく)した。
柴咲は「男社会で生き抜く女城主の姿が描かれるが、女性ならではのふわりとした姿も見せられたら」。杉本は「戦国時代の武将でありながら一人娘の父親、という部分をうまく出していきたい」と語った。三浦は「子役時代に出演した大河に成人を迎えてまたお世話になるのはありがたい」。盗賊団のかしら龍雲丸役の柳楽は「オリジナルの役だが、しっかり楽しみながら精いっぱいやります」と話していた。撮影は9月開始予定。