金庚泰
男子の今季国内メジャー初戦、日本ツアー選手権森ビル杯が2日から4日間、茨城・宍戸ヒルズCC西(7384ヤード=パー71)で行われる。
優勝賞金は3000万円で、金庚泰(キム・キョンテ=韓)が初優勝すれば、今季出場7試合目で年間獲得賞金が1億円を突破。1996年に尾崎将司が出場8試合で到達したのを抜き、史上最短試合での大台突破となる。昨季の賞金王は今季も既に3勝を挙げ安定感抜群だが、「ラフが深く、グリーンも速くなるので、宍戸は難しい」とこのコースをあまり得意にしていない。昨季はツアー20試合でワーストの44位だった。
今季、日本勢でただ一人勝っている池田勇太は「好きなコースなので、2勝目もそろそろという気持ちもある」。日本プロ選手権と日本オープンは優勝しており、三つ目の国内メジャー大会制覇を目指す。
この大会は5年連続でツアー未勝利者の優勝が続いており、昨年2位に入った熊本出身の永野竜太郎にも期待がかかる。「何の試合でも勝ちたいが、メジャーで初優勝できたらいいなと思う」