「一人用セット、半調理品の年越し料理」をオンラインで購入するというのが大人気になっていることについて、中国商務部(省)の高峰報道官は1月28日、「飲食のオンライン小売化が発展し新たなトレンドとなっていることを反映しており、飲食消費の新たな成長源になる可能性がある」との見方を示した。中国新聞網が報じた。
統計によると、今年の春節(旧正月、今年は2月12日)期間中、オフラインの飲食消費は大幅に減少する見込みだ。一方、あるデリバリープラットフォームの統計によると、今年旧暦の12月(1月13日から2月11日まで)に入ってから、デリバリー「年越し料理」関連の検索数が前年同期比で4倍に増えた。うち、一人用セットや半調理品の年越し料理が人気となっている。
これについて、高報道官は記者会見で、「『一人用セット、半調理品の年越し料理』が人気となっていることは、飲食のオンライン小売化が発展し新たなトレンドとなっていることを反映しており、飲食消費の新たな成長源になる可能性がある。春節期間中の消費者のオンライン飲食消費の需要をしっかり満たし、現在の居住地で素晴らしい春節を迎えてもらうために、当部は関連当局と共同で、飲食サービス企業を対象にした新型コロナウイルス対策常態化技術ガイドを打ち出し、飲食企業が元旦や春節期間中も新型コロナウイルス対策を講じることを前提に、デリバリーに適した年越し料理セット、半調理品を積極的に開発し、消費者にオーダーメイド化、多元化した、質の高いサービスを提供するよう監督、指導している。また、飲食品デリバリーECプラットフォームが積極的に飲食サービス企業とマッチングし、『年越し料理』専用のコーナーを開設し、消費者が簡単に購入、予約できるようにする。さらに、デリバリー配達員も現在の居住地で春節を過ごすよう推奨し、春節期間中の飲食デリバリーの配達サービスを十分提供できるよう指導している」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月1日