光文社エンタテインメント編集長・青木宏行さん
第8回AKB48選抜総選挙が18日に迫った。前評判は、さっしー(指原莉乃)2連覇濃厚、実力メンバーら上位陣も安定の「無風選挙」。だが、いざ投票が始まってみると混戦ムードも漂い始めた。アイドル界の恒例イベントとして浸透する一方、結成から10年が経ち、初期の主力メンバーはほとんど卒業した中での選挙戦。AKB48に精通した4人の識者が、情勢を熱く語った。
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青木 AKBにはまったのは10年前。以来、編集者としてAKBメンバーを観察してきましたが、過去に選抜総選挙の順位予想で1位を当てたことは1度もありません。一昨年はさっしー(指原莉乃)と予想したら、まゆゆ(渡辺麻友)、昨年もゆきりん(柏木由紀)1位と予想したらさっしーでした。
田中 私は経済学の研究対象として、AKBのシステムに興味があります。AKBは地方や海外展開が特徴ですが、今年、発足した新潟のNGTに注目しています。AKBグループに風穴を開ける可能性を秘めています。
竹中 AKBメンバーのドキュメンタリー番組を製作しています。サッカーで言えば、J1の一流選手よりもJ2の選手の汗がドキュメンタリーでは光る。AKBでも陽の当たらない非選抜メンバーの中に感動を見つけてきました。
阿部 組織戦略論の題材としてAKB48グループを研究しています。昨年の1位予想は指原で、毎年1位は外していませんが、今年ほど予想の難しい年はありません。特に10位以下の選抜は誰が入ってもおかしくない混戦模様になると思います。